Webサイト制作の基本
個々のページのデザイン

サイト内の各ページのデザインを統一してください。見た目の統一感が出るだけでなく、同じ操作でページ間を移動できるので、直感的に操作しやすくなります。

最初にサイト全体のページの種類を分類し(目次ページ、概説ページ、詳細説明ページ、ニュースなど、サイトによって種類はいろいろです。)、それぞれの用途に合わせたページレイアウトのテンプレートを作っておくと、作業効率が上がり、デザインのばらつきも少なくなります。

ページサイズの基準

縦サイズ

「1ページの文章量は縦スクロールしないでも見える程度に。」という意見と、「ページを切り替えるのは面倒なので、スクロールしても良いから多くの情報を1ページに。」という意見があります。ニュース、娯楽記事など、ざっと眺める内容は短いページ、じっくり読む内容は長いページが適しているでしょう。

長いページにする場合でも、1ページに複数のテーマがあるときは、テーマごとにページを分ける方が内容が明確になります。1テーマに絞って、それが縦スクロール数回分程度だったら、別にページを分けなくても良いでしょう。ぺージをダウンロードしてオフラインで読んだり、プリンタで印刷して読む場合もありますので、あまり細かくページを分けると、不便です。

長文の資料などをWebで公開する場合は、複数ページに分けたバージョンと、1ぺージに全情報を入れたバージョンの2種類を用意すると、オンライン、オフラインのどちらでも利用しやすく親切です。

横サイズ

横スクロールしなければならないような画像、テーブルは極力控えましょう。 ユーザーは縦スクロールはしますが、横スクロールまではなかなかしてくれません。
現在最も多いPCの閲覧環境は1024×768ピクセルですが、PCの全画面にブラウザを広げるよりは、より小さいウィンドウで閲覧しているユーザーが多いものです。縦横の両方にスクロールしなければならないと操作が面倒なので、訪問者は大抵横スクロールしません。あるいは、はみ出た範囲に情報が隠れていることに気付きません。また、横幅が広いと、プリンタで印刷したときに右端が切れてしまいます。

ページ全体の横幅は固定せず、ブラウザの幅に応じて変るようにする(リキッドレイアウト)方が間違いがありません。しかし、リキッドレイウアトにすると、逆に高解像度のPCで閲覧しているユーザーなどにとって、幅が広がると1行数が増えすぎて読みにくくなるという問題もあります。

今のところ固定レイアウトにしても、リキッドレイアウトにしても、750から800ピクセルぐらいで見やすい幅にしているサイトが多いですが、これぐらいが、多くのユーザーには見やすいところと言えるかもしれません。

今後、ディスプレイがより大型化し、画面解像度が上がるとこの傾向は変わるかもしれませんが、その一方、スマートフォンのように携帯電話機能とPC機能を兼ね備えた小型の携帯端末は、低解像度であるため、逆にスマートフォンのような機器を使うITリテラシーが高い層にとって、横幅が広いサイト、Flashなどで重いサイトは使用しづらいということもあります。

横サイズ問題は、時代によって変わりますが、多様なユーザーの閲覧環境を考慮することを忘れないようにしてください。

 

各ページの構成

各ページは、通常以下の部分から構成されます。

  • ナビゲーション部分
  • 見出し
  • 本文
  • フッタ

ナビゲーション部分

ページ間の移動などの操作に使う部分です。別に「バー」のかたちでなくてもかまいませんが、全ページに同じデザインのものを付けると、操作が分かりやすくなります。

代表的なナビゲーションバーには、次の2種類があります。

1.最もよく使われるページへのリンクをまとめたもの

次の例のように、よく使われるページへのリンクを1行にまとめます。他の項目へ1クリックで移動できるのが便利です。最も一般的な方法です。

HOME
製品情報
ショップ
Q&A
会社概要

2.トップページからの階層を表示したもの

次のようにトップページ(HOME)から現在のページまでの各階層を明記し、それぞれにリンクを張ると、自分が今どこにいるか分かりやすく、また来た道を簡単に戻ることができます。

HOME > 製品情報 > Aシリーズ

これは、「パンくずリスト」と言われる手法です。アクセス解析などでは、途中段階をクリックするユーザーは少なく、クリックするとすれば「HOME」のみという結果があります。
しかし、そのページがサイトのどのあたりの階層にあるのかを知らせる目安としては意味があるでしょう。

ナビゲーションバーは、ページの上部と下部の両方に付ける方が親切です。 ページの最初だけ見て他のページに行く人もいれば、最後まで見て次に進む人もいるからです。

見出し

各ページの先頭に、そのページの内容が分かる見出しを入れてください。ハイパーリンクによって、同じサイト内、サイト間をジャンプしてくるときに、見出しを見ただけで内容を区別できます。

本文

Webページの本文の書き方については、「オンライン向けの文章の組み立て」をご覧ください。

フッタ

各ページの一番下に、そのページの更新日、そのサイトの名称、トップページのURL、著作権表記、連絡先メールアドレスなどを入れます。

各ページにこれらの情報を入れるのは、検索エンジンなどで直接ジャンプしてきた場合、それが一体どこのサイトのページか分からないからです。また、ハードディスクにダウンロードしたり、プリンタで印刷した場合なども、そのページの出所が曖昧になります。

そこでフッタなどにこれらの情報を掲載しておくと、そのページがどのサイトのものかが常にはっきりします。

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ページタイトルの重要性

ここで言う「タイトル」は、HTMLの<TITLE>〜</TITLE>の中身のことで、そのHTML文書全体の内容を記載します。

たとえばこのページのタイトルは、

<title>Webデザイン:個々のページのデザイン(KeiYu HelpLab)</title>

です。

一般的なWWWブラウザで表示すると、このタイトルがタイトルバーに表示されますが、それ以外にも次のような場面で使われます。

  • ブラウザのお気に入り(ブックマーク)には、通常タイトルが登録されます。
  • 一般的にロボット型の検索エンジンでは、タイトルに記載されている言葉に対して高いポイントを付けます。また、検索結果の一覧にもタイトルを表示します。

ブックマークと検索エンジンと言えば、Webサイトを訪問してもらうために最も重要な手段です。サイトの内容がよく分かるタイトルを付けておかないと、そのサイトを訪問してもらえる確率がそれだけ低くなるという訳です。またタイトルは、プリンタでの出力時に用紙に印刷されたり、音声出力ブラウザでページの最初に読み上げられるなど、ページを識別するための重要な意味を持っています。

時々、全ページに同じタイトルを付けている場合がありますが、これではサイト内のどこのページが表示されるのか分からず、ブックマークを付けた場合などに混乱します。各ページで異なるタイトルを付けてください。

  • title要素内に入力可能な文字数は、W3CのHTML 4.0仕様書では特に規定されていません。何文字まで表示するかはブラウザや検索エンジン側で決まります。HTML 2.0仕様書では半角64文字(全角32文字)は可能とするようにと記載されていますので、このくらいの長さは大丈夫かと思います。各検索エンジンの検索結果でも全角32文字ぐらいまでのtitile要素内の文字が表示されますので、検索結果に見える範囲に重要な情報を入れるようにしてください。
  • IE7やFirefoxなど、タブブラウザが増えてきましたが、タブブラウザで表示されるタイトルの文字数は全角15文字から18文字前後とさらに減少します。
    このため、「そのページの内容|階層|サイト名」のように、ユーザーに知らせたい内容順に並べる方が、ブラウザでパっと見た時にわかりやすくなります。

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