制作上の注意点
アクセシビリティについて

「実用的なWebサイトのデザイン」の中では、よくWebサイトの「使い勝手」という言葉を使っていますが、これはユーザビリティ(Usability)という言葉を言い換えたものです。デザインを考えて行く中で、もうひとつ、忘れていただきたくないのが、アクセシビリティ(Accessibility)です。

アクセシビリティとは

アクセシビリティという言葉に対応する良い日本語がまだないようですが、要は、どんな人でも利用しやすいかどうかということだと思っています。

WWWは、障害者が広範囲から情報を得る有効な手段になっています。印刷物を見るのが困難でも、音声出力ブラウザで読むことができます。本のページをめくるのが大変でも、キーボードや補助装置で画面を切り替えることができます。外出しなくても、ショッピングができます。このため。積極的にコンピュータを導入し、インターネットを活用している障害者は、数多くいます。(我が夫もその一人です。)

またシルバー層でもコンピュータを使う人の数が年々増加しており、大きなマーケットとして期待されていますが、高齢のため、小さな文字を読むのがつらい、微妙なマウス操作が大変という声をよく聞きます。

ですから、Webサイトをデザインする上で、アクセシビリティを考慮してください。公共機関は勿論ですが、一般企業でも、是非考慮してほしい事柄です。Webサイトを訪れる人が増え、マーケットが拡大する訳ですし、障害者だけでなく、誰もが使い勝手が良くなるテクニックが多数含まれていますから、別に損はないでしょう。最初からアクセシビリティを考慮してWebサイトを構築するなら、手間も大してかかりません。

では、具体的にどうすれば、アクセシビリティが向上するかといいますと、たとえば、次のようなことが挙げられます。いずれも、通常のHTMLを使って実現できる範囲のものです。

  • 画像、イメージマップ、アプレットにalt属性で代替テキストを付ける。これらが表示されなくても意味が取れ、操作できるようにする。
  • ムービーやサウンドなどには、それらがなくても意味が取れるように説明を付ける。
  • リンク部分だけ読み上げても意味が取れるようにする。(音声出力ブラウザなどで文脈外でリンク部分だけ抜き出す場合があるため。)
  • 文字色や背景色をOFFにしても意味が取れるようにする。配色に気を付ける。 (色覚というのは人によって異なるもので、カラーの背景にカラーの文字、たとえば緑色の背景に赤色の文字を読むのが困難な人もいます。
    色覚障害に配慮したWebデザインのヒントが以下で詳しく説明されています。

    色覚に障害を持っていたとしたら、あなたのサイトは見えるでしょうか ?

このページの他、KeiYu HelpLab内の「アクセシビリティ」のページに、オンラインドキュメントのアクセシビリティに関する情報を掲載しています。こちらの方がよりアクセシビリティについて詳しい情報を掲載していますので、ご覧ください。