WordやFrameMakerなどのマニュアルデータをもとに、HTML Helpを作成したいというお話がよくあります。
Wordの場合は、RTF/DOCファイルをRoboHelpやTrue HelpなどのツールでオーサリングしてHTML Helpに変換する方法と、いったんHTMLファイルに保存した後、通常のHTML
Helpと同様の手順でオーサリングする方法の2種類が考えられます。
FrameMakerファイルの場合は、WebWorks Publisherを使用するのが一般的です。
注意点
- マニュアルとオンラインヘルプでは、使用環境、用途が異なります。単にフォーマットを変換しただけでは、ヘルプとして使用に耐えない場合があります。ここで紹介するのはフォーマットの変換方法ですが、構成や内容の見直しも忘れずに行ってください。
たとえば、テキスト主体でモジュール化されたリファレンスマニュアルならば、フォーマットを変換するだけで、ある程度使えるヘルプができるかもしれません。しかし、画像がたくさん入っているチュートリアルマニュアルなどをそのままオンラインヘルプにしても、非常に見づらく、使いづらいものになってしまう可能性があります。
→「オンラインヘルプ制作のポイント」
- Wordの図形(オートシェイプ)は、いずれの方法でも正しく変換されません。マニュアルとヘルプでデータを共用するのであれば、図形機能を使用せず、図全体をBMPにしておく方が修正が簡単です。
日本語版のヘルプ制作ツールでは、RoboHelp(RoboHelp HTMLでなく、WinHelp制作などに使用する方の製品)とTrue Helpがこの方式を採用しています。RoboHelpは、RTF/DOCに対してWinHelpと同様の方法で脚注や隠し文字列を設定した後、HTML
Helpに変換します。True HelpはDOCファイルには通常のWordのスタイルを設定しておき、そのスタイルにヘルプの機能を割り当ててHTML Helpに変換します。いずれも、同じソース文書からHTML
Help、WinHelp、印刷文書やHTMLファイルを作成できます。
RoboHelpの場合
RTF/DOCファイルをRoboHelpに読み込み、HTML Helpに変換します。
- あらかじめWordで、RTF/DOCファイル中のトピックタイトルにする部分に見出しスタイルを設定しておきます。
RoboHelpにRTF/DOCファイルを読み込むと、この見出しごとにトピックが自動作成されます。
- RoboHelpで新規ヘルププロジェクトを作成します。
- RoboHelpの[ファイル]→[文書]→[インポート]でRTF/DOCファイルを読み込みます。
- 必要に応じて目次、キーワード等を設定します。
- [ツール]→[目次の自動作成]で目次を自動作成できます。
- [ファイル]→[生成]→[Microsoft HTMLヘルプ]を選択します。
HTML Helpが作成されます。
RoboHelp
開発元:eHelp Corporation http://www.ehelp.com/
(英語)
国内販売元:エクセルソフト(株) http://www.xlsoft.com/
True Helpの場合
DOCファイルをTrue Helpに読み込み、HTML Helpに変換します。
- あらかじめWordで、DOCファイル中のトピックタイトルにする部分に見出し(段落)スタイルを設定しておきます。
True HelpにDOCファイルを読み込むと、この見出しごとにトピックが自動作成されます。
また、リンク部分などには文字スタイルを設定しておきます。
- True Helpで新規プロジェクトを作成します。
- プロジェクト作成時にDOCファイル名を指定します。
- 必要に応じてキーワード等を設定します。
文字スタイルには、ヘルプの機能を割り当てます。
- 目次は見出しスタイルから自動的に作成されます。後で変更することもできます。
- [ビルド]→[ターゲットのビルド]を選択します。
HTML Helpが作成されます。
True Help
開発元:ComponentOne http://www.componentone.com/(英語)
日本語版:グレープシティ(株) http://www.grapecity.com/Japan/
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HTMLファイルに保存した文書を、1トピックずつ分割します。
HTML Help Workshopや他のヘルプオーサリングツールに読み込み、目次、キーワード等を設定し、コンパイルします。
- Word文書をHTMLファイルに出力する場合、初期設定で出力するとMicrosoft Office固有のタグが多量に入り、ヘルプコンパイル時にエラーになります。HTML
Filterをインストールし、余分なタグを削除したコンパクトなHTMLとして出力してください。
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FrameMakerファイルの場合は、WebWorks Publisherを使用するのがお勧めです。
WebWorks Publisherは、FrameMakerファイルを他のオンラインドキュメントのフォーマットに変換するツールです。
FrameMaker 6.0にはWebWorks Publisher Standard Editionが標準添付されています。Standard Editionでは、FrameMakerファイルのHTMLとXMLに変換できます。FrameMaker
6.0自体でも[別名で保存]でHTML、XML形式で保存できますが、WebWorks Publisher Standard Editionの方がうまく変換できます。
また、別売でWebWorks Publisher Professional Editionという製品があります。
Standard Editionでは変換用のテンプレートがHTML用とXML用しか提供されていないのに対し、Professional EditionではHTML
Help、WinHelp、JavaHelp用などのテンプレートがあり、テンプレートのカスタマイズも可能です。HTML Helpテンプレートを使用すると、FrameMakerのブックからHTML
Helpのプロジェクトファイル一式を生成できます。
標準のHTML Helpテンプレートでは、HTMLファイルに不要なフォント関連のタグなどが大量に入りますが、テンプレートを調整することで、かなりきれいなHTMLを生成できます。
WebWorks Publisher
開発元:Quadralay Corporation http://www.webworks.com/
(英語)
WordファイルをHTML HelpやJavaHelpなどに変換できるWebWorks Publisher
WordHelpが新発売されます。開発元に問い合わせたところ、日本語が使用可能なインターナショナル版のリリースは、10月頃とのことです。
http://www.webworks.com/company/pr021902.asp
(英語)
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