PDFを利用したオンライン校正
校正に使うツール

Acrobatの校正関係のツールは、注釈ツール、グラフィックマークアップツール、テキストマークアップツールの3種類に大別されます。

Acrobat 4の校正関係のツールは、ウインドウ左端のツールバーのアイコンをしばらく押すと(一瞬押しただけでは表示されません)、表示されるアイコンメニューから選択します。Acrobat 5の場合はツールバーの (ノート)アイコンの右側の下向き三角形を押すと表示されるメニューから選択します。

ツールバーのアイコンの画面

注釈ツール

校正用のテキストを入力したり、音声の注釈を付けたり、スタンプを押したり、ファイルを添付するなど、いろいろなツールが収められています。

 (ノート)ツール:
ノートウインドウにテキストを入力します。
 (テキスト)ツール:
PDF上に直接テキストを入力します。
 (音声注釈)ツール:
音声入力で注釈を付けます。
 (スタンプ)ツール:
「極秘」「承認」のようなスタンプを付けます。ノートウインドウを開いて、スタンプにテキストを添えることもできます。
 (ファイル添付)ツール:
ファイルを添付します。任意のアプリケーションのファイルを指定できます。添付したファイルはPDFファイルの中に埋め込まれますので、ファイルを別に添える必要はありません。

グラフィックマークアップツール

指示用の図形などを描きます。描いた図形上でダブルクリックするとノートウインドウが開き、図形にテキストを添えることができます。

 (鉛筆)ツール:
フリーハンドの線を描きます。
 (四角形)ツール:
四角形を描きます。
 (楕円)ツール:
楕円を描きます。
 (線)ツール:
直線を描きます。

テキストマークアップツール

文章の一部をハイライト表示したり、取り消し線・下線を引きます。マークアップした部分をダブルクリックするとノートウインドウが開き、テキストを添えることができます。

 (ハイライト表示)ツール:
文章の背景に色を付けます。
 (取り消し線)ツール:
文章の上に取り消し線を引きます。
 (下線)ツール:
文章に下線を引きます。

ツールの使い分け

各ツールの使用方法は、Acrobatのヘルプに記載されていますが、種類が多いので、目移りします。特に文章を訂正する場合に、注釈ツールの (ノート)ツールと (テキスト)ツール、および3種類のテキストマークアップツールのどれを使えば良いのか迷います。そこで、これら文章用のツールの特長を説明します。

 (ノート)ツール

 (ノート)ツールを選択し、校正したい位置をクリックすると、ページの絵のようなアイコンが表示され、ノートウインドウが開きます。このウインドウにテキストを入力します。

ウインドウ左上隅のクローズボックスをクリックするとウインドウが閉じ、アイコンのみになります。アイコンをダブルクリックすると、再度ウインドウが開き、内容を確認・変更できます。

ノートウインドウの画面

  • PDF文書を印刷しても、ノートウインドウの内容は印刷されません。注釈一覧として別に印刷する必要があります。
  • アイコンをドラッグすることで、注釈を任意の位置に移動できます。
  • ノートウインドウの最大サイズは、 288 (縦)× 432 (横)ピクセルで、ウインドウをそれ以上に広げて内容を見ることはできません。数十行もの文章を入力したい場合は、文章をテキストファイルなどに保存し、 (ファイル添付)ツールで別に添付する方が良いでしょう。

 (テキスト)ツール

 (テキスト)ツールを選択し、校正したい位置をクリックするか、ドラッグして範囲指定した後、テキストを入力します。入力したテキストは、常に表示・印刷されます。

テキストツールで入力した注釈

  • テキストをドラッグすることで、任意の位置に移動できます。
  • すべての校正ツールの中で、入力したテキストを本文と同時に表示・印刷できるのは、この (テキスト)ツールだけです。
  •  (テキスト)ツールで入力したテキストは、[編集]→[検索]で検索できます。(他のツールでノートウインドウに入力したテキストは検索できません。)
  • 元原稿と校正を同時に見ながら作業したい場合や、比較的短い文章を入力する場合に向いています。

テキストマークアップツール

 (ハイライト表示)ツールを選択し、テキストをなぞると、なぞった部分がハイライト表示されます。ハイライト部分をダブルクリックすると、ノートウインドウが開き、テキストを入力できます。

 (取り消し線)ツール、 (下線)ツールの場合は、なぞった部分に取り消し線・下線が引かれ、ハイライト表示の場合と同様に、ノートウインドウにテキストを入力できます。

  • PDF文書を印刷しても、ノートウインドウの内容は印刷されません。注釈一覧として別に印刷する必要があります。
  • マークアップ部分をドラッグして移動することはできません。
  • 指定した部分の文章を他の文章に置き換えたい場合や、文章を削除するよう指示する場合に向いています。