ケイユウ・ヘルプラボとアクセシビリティ |
なぜケイユウ・ヘルプラボでアクセシビリティについて取り上げるのかコンピュータとアクセシビリティは、我が家では非常に身近な問題です。私の夫は先天性脳性麻痺で、四肢の麻痺と言語障害があります。コンピュータ愛好家で、朝から晩までディスプレイの前にいます。もちろんインターネットも活用しています。このため、身体障害のある人間にとってのコンピュータ、インターネットの便利さと、ちょっとした配慮のなさからくる不便さを毎日のように感じています。自然と興味が出て、情報を集めることになりました。 また個人的な関心を除いても、法制度、規格などで電子情報機器のアクセシビリティへの向上が国際的に進められている今、マニュアル、オンラインドキュメント制作者にとって、アクセシビリティ関連の知識は、ユーザビリティ関連の知識とともに必須のものとなりつつあります。 なぜオンラインドキュメントのアクセシビリティなのかそもそも、オンラインドキュメントやそれを生み出すソフトウェアは、ハードウェアよりも柔軟性があり、その気になればアクセシビリティを向上させやすい分野です。たとえば、異なる障害を持った人が10人いて、それぞれの人が使いやすいコンピュータを用意しようとすると、究極的には、それぞれの障害に合わせてカスタマイズした10台のコンピュータが必要になります。入力装置ひとつとっても、キーボードのみの人、トラックボールが使い易い人、マウスが使い易い人、呼気やまばたきを利用したツールが必要な人と、障害が異なれば、必要な機器も異なります。全部のニーズを1台の機器で満足させるというのは、物理的に困難な場合が多いでしょう。 一方、Webサイトを視覚障害、色覚障害、聴覚障害、上肢障害など、いろいろな障害を持った人が同時に利用できるようにするようなことは、それほど難しくありません。最初にきちんと設計しておけば、お金も手間もかかりません。ユニバーサルデザインを容易に実現できる、またとない分野です。ところが、この特長が十分認識されておらず、生かされていないのが現状です。根っからの関西人としては、もったいなくて仕方がありません。そこで、自分の専門分野であるオンラインドキュメント周りで、アクセシビリティに関する情報をまとめて行くことにしました。 当初は業務外で考えていたのですが、最近はアクセシビリティ周りの調査のお仕事などもいただくようになり、さらなる情報収集に励んでいます。 ご意見、ご感想などございましたら、ishida@keiyu.comまでお便りいただけましたら、幸いです。
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